最近の傾向です。
小説に限らず、マンガ・アニメ・映画でも、純愛ものをチョイスすることが多くなりました。
本来、ドロドロの愛憎劇や、重厚なヒューマンドラマを好む性質なのですが、なんなんですかね……キュンとするようなトキメキというものに飢えてるのだろうか?(確かに、リアルはキュンとは縁無しですが)
姪っ子甥っ子にせがまれて一緒に観た映画「竜とそばかすの姫」。
メインテーマはそこじゃないのかもしれませんが、高校生たちの甘酸っぱいやり取りに、心の底から萌えてしまいました。
私自身も、この映画の舞台のようにまあまあ田舎の高校時代だったので、ある種のノスタルジーを覚えました。
小説では、そういう世界観を出すのってとても難しいんですよね。ほのぼのとしたトキメキは、なかなかうまく表現できない。私がひねくれてるだけなのかな? うーん。
自作で言ったら、「チュートリアルタイム」は純愛傾向のストーリーですが、本編の高校時代よりも、番外編の大学時代のほうが、ずっとずっと書きやすかったですね。
偶然手と手が触れ合っただけで、ドキドキが止まらないとか、そういう感覚って、年齢を重ねていくと次第に鈍くなっていく気がします。
いま思うと、よく「チュートリアル」を書けたよな昔の自分……としみじみ思います。
いま、たぶんそういう感性が鈍くなっているので、やたらと純愛ものにハマって、本能的にそれを取り戻そうとしているのかもしれません(←謎理論)