クラシック音楽マニア

 カテゴリー、厳密に言うとクラシック音楽じゃないけど、まあいいや。

 

 今日は、地元の多くの高校の卒業式が執り行われています。

 式に欠かせないのが、校歌そして別れの歌ですよね。

 昔と今とでは、だいぶ変わっているんだろうなー。

 小学校の時は「蛍の光」「仰げば尊し」

 今の子たちって知ってるのかな?

 

 中学の時、全校合唱で「巣立ちの歌」「若者たちは」を歌いました。

 「巣立ちの歌」はともかく、「若者たちは」は、卒業式の歌としてはそんなにメジャーじゃないかもしれないですね。

 

 高校のときは……覚えてない(笑)

 というか、進学校は受験真っただ中なので、卒業式のための合唱の練習とかしてない気が。

 記憶がないというのはそういうことだろう(たぶん)

 

 大学の卒業式は、卒業の学生が歌ったりはしませんが、私は合唱団に所属していたので、舞台の上で正装して、オーケストラと一緒に「蛍の光」を演奏した思い出があります。

 

 卒業式とは関係なしに、個人的にものすごく好きな曲があります。

 タイトルはうろ覚えですが、たしか「そのままの君で」、だった気が。

 出だしからメロディラインが良いんですよ。

 

『 約束しよう 僕らはいつまでも 仲のいい友達でいると

(中略)

 いくつ年をとっても 君は君で いてほしい 』

 

 大学の合唱団に在籍していた時に、近隣の中学校のリクエストに応える演奏会で、先方から依頼があって歌ったんですよね。

 自分が中学校のときには歌ってなかった(知らなかった)んですけど、実際歌ってみて、ものすごく心に染み入ったのを覚えています。

 

 出会いがあればいつか必ず別れがやってきます。

 この曲って、今まさに別れるという当事者より、離れてしばらく経ってからのほうが「分かる~~~」感が強い気がします。

 

 みんなどうしてるかな。

 会いたいなあ。

クラシック音楽マニア

 小説内で使用するBGMを探しながら、膨大なクラシック音楽のCDをパソコンに取り込む作業を、わずかずつ進めています。

 その理由は、実に単純なことなのですが、昨年買い替えたMY車に、円盤入れるところがないからです。

 

 私的には結構な衝撃で、しかもデッキを後付できない仕様という。でも、それが時代の流れなんだって。

 スマホつなぐか、Bluetooth機器で飛ばすか、そんな使い方らしい。

 前の車はCD・DVDもOKだったし、SDでも聴けたし、もちろんBluetoothも繋げたし、音楽に関しては何の不自由もなかったので、CDに関してはそのまま持ち込んで聴くことが多かったのです。

 でも、それが出来なくなってしまった。悲しい。

 

 ということで、Walkmanに地道に移す作業をしてるのですが、これが遅々として進まない。

 「いまどきCDなんて。古い曲もスマホで聴けますよ。それつないで、車で聴けばいいだけですから」と言われるのですが、クラシック音楽はね……ベートーベンの第九だけでも7枚あって、その違いを楽しんで聴くような人間に、「スマホで~~~」は通用しないんだってことを、理解してくれ、ディーラーのマイ担当さんッ。

 

 ぐちぐち言ってても伝わらないので、とりあえず前向きに対処しようと、このありさま。悲しい(2回目)

 

 

 今日のノルマはとりあえず3枚。取り込みながら、ついつい鑑賞もセットで。

 

 久しぶりに、ショパンの幻想曲を。私の敬愛するクリスティアン・ツィマーマンの演奏です。ブラームスの協奏曲2番とドビュッシーも録音されている豪華な2枚組アルバムです。

 

 次はこれまたツィマーマンの、ベートーベンピアノ協奏曲3番4番。5番のほうがメジャーですけど、私は結構3・4番もお気に入り。

 

 余談ですが、ピアニスト高野和久のピアノ演奏のモデルはこの人です。

 ついでに稲葉努はマウリツィオ・ポリーニをイメージしています。

 どちらもショパンコンクールの覇者ですね。同じ天才でも、そのテイストはまったく違います。

 

 そして、本日最後はマーラーの交響曲第2番「復活」です。

 マーラーの交響曲って、声楽が入るものがあるのですが、これはその一つですね。それにしても……いつ聴いても壮大なオーケストレーション。素晴らしい。

 

 私見ですが、マーラーの交響曲って、演奏の力量が如実に表れると思うんですよ。

 このクラシック音楽好きな私が、唯一居眠りをしたことがあるのが、某アマチュア演奏団体のマーラー交響曲5番でしたね。

 あまりにも壮大すぎて、演奏が未熟だとまとまりがなくなる――のかもしれません。

 

クラシック音楽マニア

 世界のピアノメーカーの御三家、と呼ばれているのが

 

 スタインウェイ

 ベヒシュタイン

 ベーゼンドルファー

 

 この中で、「天&悪」の作中に登場しているのは「スタインウェイ」と「ベヒシュタイン」です。

 スタインウェイのピアノは、結構、コンサートホールで導入されているので、意識的ではなくても、見かけたことのある方は多いと思います。

 そういえば昔々、とあるコンサートホールを、演奏会のために一日借りた時のこと。

 ホールの使用料とは別に、利用する備品に個別にレンタル料が設定されていて、ヤマハのグランドピアノだと1日3,000円、スタインウェイのグランドピアノだと12,000円と、3倍の価格設定だった記憶があります。

 現在だと、もっと高くなってるかもなー。

 ヤマハだって、良いピアノですけどね。

 でも、見た目からして、格が全然違う。圧倒的な存在感(たぶん、グレードも良いものだと思われますが)があります。

 

 スタインウェイはアメリカ、ベヒシュタインはドイツ、ベーゼンドルファーはオーストリアのメーカーですが、私は地方在住なこともあって、実物を触れたことがあるのは、スタインウェイとベヒシュタインの二つのみ。ベーゼンドルファーは映像とか写真とか、資料でしか拝めたことかありません。

 オーストリアと言えば、それこそ音楽の都ウィーンのピアノなのですから、ベーゼンドルファーの実物は素晴らしいんだろうなーと想像しています。

 『リスト、ブラームス、ヨハン・シュトラウスなど数多くの音楽家に愛奏され、「ウィンナートーン」「至福のピアニッシモ」といわれる美しい響きを継承』と言われているので、その期待は高まります。

 

 コロナが落ち着いたら、ベーゼンドルファー探してコンサートホール巡りしてみたいなー。

 いまの、ひそかな目標です。

クラシック音楽マニア

前回のオット・オルソン「詩篇110番」に味を占め、再び珠玉の音楽に出会うネットの旅に出かけることにしました。

 

今回もまあまあの難題。クラシック音楽としては新しい部類でしょうかね。

 

 

作曲者 John Rutter(ジョン・ラター)

曲名 Gloria

 

 

ジョン・ラターは、イギリスの作曲家で、まだご存命です。

 

グロリアは、ミサ曲の6曲の中の2曲目ですね。

 

ミサ曲は一般的に、

『キリエ』(憐みの賛歌)

『グローリア』(栄光の賛歌)

『クレド』(信仰宣言)

『サンクトゥス』(聖なるかな)+『ベネディクトゥス』(誉むべきかな)

『アニュス・デイ』(平和の賛歌)

の5(6?)曲で、歌詞(典礼文)は必ず同じです。

 

ミサ曲は、それこそバロックから古典派ロマン派現代音楽に至るまで、膨大な数が存在します。

一人の作曲家でも「ミサ曲第○○番」とか、たくさん作られていたりしますし。

 

ロマン派以降は、ミサ用ではなく、演奏会用の大曲が作られるようになったようです。

ベートーベンの「ミサ・ソレムニス」あたりは有名ですね。

シューベルトのミサ曲6番とか、ブルックナーのミサ曲3番とかあたりも、なかなかの大曲。

個人的には、ロマン派ではシューマンのミサ曲が好きですね。

 

前述のミサ曲の構成の中で、2曲目の「グロリア」は、栄光の賛歌と言われるだけあって、どの作曲家の作品でもその曲調は明るく輝かしい雰囲気のものがほとんどです。

で、グロリアの最後は「アーメン・コーラス」と呼ばれる部分で締めくくられます。

 

 

で、話をだいぶ戻しますが、ようやく本題です。

 

ジョン・ラターのグロリアですが、これはミサ曲ではなく、「グロリア」単体の曲です。

演奏会向けだから、それでいいんでしょう。

時代でいったら、クラシック音楽の中でも「現代音楽」に分類されるんでしょうか。

 

もうこれは、百聞は一見に如かず、です。まあ、『一見』ではなく『一聴』ですけど。

 

もう、ミサ曲だとか、クラシック音楽だとか、そういう概念が通用しない。

ポップで変拍子の嵐。いや、基本はクラシックなんでしょうけど……これ、歌ってる人は絶対楽しい曲だと思います。

難易度は高いけど、仲間を集めてハモりたくなる。チャンスがあるなら私も歌ってみたいぞ。

そして、最後のアーメンコーラスからのフィナーレが秀逸。というか、なんか知らないけど、毎回笑っちゃう。

 

ジョン・ラターの才能が凄すぎて、驚嘆を通り越してもう笑うしかない……という感じです(意味不明)

でも、聴けば分かります。このグロリアはとにかくスゴイ。

 

最後の最後、数秒の空白は、聴いているこっちが緊張してしまいます。で、またスゴ過ぎて笑っちゃう。

 

わたし的に、クラシック音楽で笑っちゃうのって、この曲だけな気がする……(そのくらい好き)

 

 

クラシック音楽マニア

 そもそも、どうしてこの記事カテゴリを作ったかというと……。

 とある合唱曲で、私が心の底から美しい音楽だと思っている作品があるのですが、マイナー過ぎて作品名もうろ覚えで、でも曲だけは頭の中に鮮明に残ってるという状態のものがありまして。

 どうにかして、その曲をもう一度聴く術はないものかと、ずっとモヤモヤ引っかかっていました。

 

 それを今日、ようやく、本当にようやく探し当てることができたんです!

 

 結論から先にお知らせしますと、これ。

 

作曲者 Otto Olsson (オット・オルソン)

曲名  Psalmus CX (詩篇110番)

 

長年たどり着けなかった理由はいくつかあります。

① オットではなく、オットー・オルソンと覚えていた(オットーと表記しているところもあるので、間違いではないと思いますが…)

 

② オット・オルソンはPsalmus CXX (詩篇120番)の方が比較的メジャーで、そちらの音源はまあまあ存在している。

 

 そうなんです。

 私は「オットー・オルソンの詩篇ナントカ番、という曲」という曖昧な覚え方をしていたため、YouTube探してみて、120番を聴いて「これじゃない……」と、ずっとモヤモヤしていました。

 

 ネットで調べても、オット・オルソンの作品一覧も見つからない。

 私が作品名を間違って覚えていたのか、そもそも、私がいちばん美しいと思っているその音楽は、この世に存在していなかったのでは?? とさえ思えてきて。

私の頭には、ハッキリとその旋律が刻み込まれているのに……。

 

 それでも諦めきれずに、記憶を頼りに様々な方面からアプローチし、たどり着いたのが「詩篇110番」でした。

 

なんと言うか……私の記憶も、思い違いというほど離れたものではなかったし、いまの時代、ネットで検索すればなんとかなるはずなのに、たどり着くのにこんなに苦労するとは思いませんでした。たぶん10年は探してたので。

 

YouTubeで、きれいな演奏の音源があったので、今日一日ずっとそれを聴いていました。

が、しかし。あまりにも音源が少なすぎる。

輸入盤でも、中古でもいいから、CD見つけたいなー。ダウンロード販売でもどこかでしてないかな。多少高くても買いまっせ。

 

 オーケストラ曲も、ピアノ曲も大好きですが、声楽曲(特にクラシック音楽の合唱曲)の美しさは筆舌に尽くしがたく、圧倒的だと思います。

(日本の合唱曲も良いけど、それはまた別物)

クラシック音楽マニア

 新しい謎カテゴリを作っちゃいました。

 

 ま、たいして需要はないと思いますが、備忘録も兼ねて、好きなクラシック音楽を語るだけのコーナーです。

 

 

 私、学生時代はずっと合唱をやっていて(小学校~大学)、特に大学時代はコンクールで全国大会に出るような(当時)サークルだったので、音楽にかぶれている仲間がたくさん集まっていました。

 クラシック音楽がより好きになったのも、大学時代の仲間たちの影響です。

 楽しかったなー。オペラにも出演したしね(もちろん、その他大勢の合唱要員)

 

 本番さながらのリハーサル(ゲネプロ)なんか、面白いことだらけ。

 

 役のあるソリストの歌い手さんたちは、本番では堂々ときらびやかな衣装着て歌ってますが、ゲネプロでは、自分の出番来るまで客席でいびきかいて寝てたりするし……そろそろ出番です! とタイムキーパーさんが呼びに行くと、あわてて起きてステージへ走って行って、寝起きなのにいきなりアリアをフォルテシモで歌っちゃったりする。

 

 よく喉がつぶれないな……というか、緊張しないんかい! と思わずツッコミたくなる。さすがはプロの歌い手さん。

 もちろん、その方が特殊例だとは思いますが(ひげもじゃの、クマのようなバリトン歌手さんでした)

 

 あと、ゲネプロは衣装だけ本番と同じように着てやるんですけど、ヘアメイクは本番当日のみの一発勝負。

 当日はそれこそ宝塚風の舞台メイクして、巻き髪セットをされるんですが、その他大勢の学生は朝からメイクされるんですよ(ソリストさんたちは午後から)

 しかもその状態で、夕方の開演までそのままでいなくちゃいけないんです。

 その宝塚のような格好のままみんなで、コンビニへ昼食を買いに行って、店員さんに驚かれたり(当たり前)、今となっては懐かしい思い出です。

 

 そうそう、テノールの歌手さんだけ、本番でブロンドのロン毛のカツラになってて、しかもゲネプロまでしていた眼鏡をはずされていたので、本番始まる舞台袖でその人が誰だか分らず、「これから本番なのに、まさかの新キャラ追加の演出??」とエキストラたちがざわついたりしてましたねー。

 

 ちなみに、その時の演目はプッチーニの「ラ・ボエーム」。

 主な男性の登場人物は4人。

 

 なので、エキストラ仲間たちと消去法で、「マルチェロはあっちにいた。ロドルフォもそこにいた。コリーネではない(前述のクマ男)。つまりもう一人のあいつだ!!」

 

 でも、名前が出てこない。

 

 そう。

 マルチェロも、ロドルフォも、コリーネも、歌の中で、お互いを呼びあうようにして名前が出てくるんです。

 だからすぐに名前が覚えられたんですが、その金髪巻き毛の役だけ、歌の中に名前が出てこない。なんでだー。

 で、あとからパンフレットで確認して、ようやく覚えました。

 

 眼鏡のシュッとしたお兄さん……君の名は「ショナール」だ!

 

 ただ、いまだに彼の役回りが、いまいち分からない。

 エキストラが出るのは第2幕だけでなので、そのほかの幕は大まかにしか分からないんです。

 練習したのも第2幕だけだったし……でも、その第2幕だけは、今でも歌えますよー。

 

 しかし、ロドルフォが結構出ていたのは覚えているのですが、ショナールは……?

 

 あとでネットで調べて、復習してみよう~。