葛藤することもある。
本社で行われる月イチの定例会議のことです。
おとといがその日でした。
私は参加者20名中の紅一点で、発表する側の末席にいつもいるのですが、とある重役の一人に、会議資料が分かりにくいと会議中に指摘を受け、改善するように言われました。
でもそれ、事前に提出するデータにはちゃんと載せているのですが、会議資料にまとめる担当が都合のいいように抜粋しているので、私を責められても……と思ったのですが、「わきまえて」、表向き素直に謝罪しました。
日常茶飯事。もう慣れています。
会議が終わるといつもぐったりして、趣味の創作もやる気が起きなくなってしまいます。
しかし昨日、別件で本社を訪れたとき、おとといの会議に出席されていた別の重役と遭遇し、会議での一件について、声をかけられたのです。
「社長があなたに任せてやらせていることに、ああやってわざわざ会議の最中に、資料の作り方がいいとか悪いとか、そんなことをいちいち口出しするのはおかしいと思うよ」
なんというか……年齢とか性別とか関係なく、ちゃんと分かっていて見てくれている人はいるんだな、と嬉しく思いました。
本当に難しい問題なのだと思います。
普段から会議用データの一部を抜粋されて使われるのだって、軽視されてるなって思います。
軽視するなら別に軽視されてもいいんです。
だったら会議もスルーしてくれればいいのに、と思います。
いちいち突っかかってこられても困りますねー。
理解してくれる人もいる。それで充分です。