ちょっとだけ未来の話。

 新作を、試しにいくつか書いています。

 恋愛コメディっぽいのと、現代ファンタジーっぽいのが、いまのところプロットがまとまりそう。

 さいきん、やたらとコメディが書きたくなっています。

 シリアス展開の話ばかり書いていると、メンタルのバランスが片寄ってしまうのかもしれません。それで、本能的に均衡をとろうとしてるのでは……(推測)

 恐らくですが、「天&悪」シリーズを書き上げたら、ロスになると思うんです。私自身が。

 以前から、この作品を書き上げたら筆を折る(小説を書くのをやめる)と言ってたくらい。

 その時は、「そのくらいこの作品に思い入れがあるよ」ということを言いたかったのですが、いざ終わりが見えてくると、その先のことが急に不安になったりします。

 別にプロの物書きでもないので、アイデアが枯渇してスランプに陥ったところで、誰一人困らないのですが、それでも、次に繋がるとっかかりを作っておくことで、確実に訪れるであろう「ロス」に備えたいと考えるようになりました。

 始まりがあれば、必ず終わりがやって来ます。

 逆もしかり。

 すべての終わりは、始まりに繋がるのです。

 私、個人的にこの考えかたがとても好きで、本でも、ゲームでも、映画でも、自分の書く小説でも、こういう結末が本当に好きなのです。

 オチがついて終わる、ではなく、「さあ、これから新しい時代が始まるよ」という、一見、中途半端な終わりかたがね、良いんですよ。極端な話、エピローグというか、後日談的なラストシーンなら、正直要らないと思っちゃう。

 話がそれましたが、とにかくいまは「天&悪」を終わりに向かって集中的に書きつつ、その先も考えつつで、進めていきたいと思います。