天&悪 懺悔の章(1)UPしました。

 天&悪シリーズ最終話「懺悔の章」が、いよいよスタートです。

 少し前にこのブログでも書いていたとおり、「懺悔の章」は、前作「奈落の章」から五年後のお話です。

 華音は年齢的に少女から大人の女性になり、それに伴って、彼女を取り巻く人間関係が少しずつ変化していきます。

 

 五年という歳月は、ものすごく長いと思います。

 でも、ストーリーを紡いでいくためには、必要な時間だったのです。

 もちろんその五年の間にもいろいろなことがあったはずですが、そのあたりの話は、間接的な手法でストーリーに組み込んでいく予定です。

 

 今回、赤城に言われたセリフに、華音は既視感を覚えますが、それをはっきりと思い出せません。

 思い出すことを、心が拒否しているのです。

 でもそれが、彼女の『答え』なんだと思います。

 そうしないと自分の心が壊れてしまうほど、その既視感の相手は「かけがえのない存在」であったに違いありませんから。

 

 

 と、いうことで「懺悔の章」はラストへ向かってのんびりと進んでいきます。

 あー、なんだかドキドキしてきました。

 長編を書き出すときはいつも緊張するのですが、今回は今までに感じたことのないほどドキドキしています。

 

 ちゃんと思い描くラストへたどり着けますように。

 

 よろしければぜひ、最後までおつきあくださいませ。