天&悪 奈落の章(15-1)(15-2)UPしました。【完結】

 ようやく、ここまでたどり着けた……とても感慨深いです。

 家庭の事情で数年更新していなかったので、単純に執筆にかかった時間を算出するのは難しいのですが、更新の記録を確認してみると、奈落の章は2011年7月にアップされていますから、実に10年もの歳月がかかったことになります。

 

 作中では、ほんの数ヶ月の出来事ですけれど。
 でも、ちゃんとたどり着くことができました。ほぼ、プロット通りの流れで着地。

 

 

 エピソードを肉付けしていくにあたって、幾分、赤城オーナーの出番が増えたのは、私がえこひいきしているからです(断言)。
 いちばん得したキャラは赤城オーナーです。
 スタバのフラペチーノは、どうやら苦手のようですね。

 あの後どうしたんだろ、高いのにもったいないよ、赤城さん。

 

 

 今回更新した部分は、まあまあの衝撃展開だとは思いますが、実は奈落の章のあちこちに、伏線を張っていました。
 特別驚くことでもないと思います。鷹山は大人ですし、もともとこういう男です。
 もちろん、いろいろな理由があってのことです。

 

 これまで読んでくださってた方には、この展開にいろいろ思うことはあるとは思いますが……次の最終話「懺悔の章」での、私の考える至上の結末への布石だということを、どうぞご理解くださいませ。

 

 ネタバレになってしまうので、あまり多くは語れませんが、確実に言えるのは一つだけ。

 

 鷹山と華音の物語は、まだ終わっていません。これからです。

 

 

 以前(かなり前です)、この「記憶の中の天使と悪魔」で似たようなシーンを書いたときに、読んでくださっていた方から盛大なクレームをいただいたことがあります。

 もう、続きを読みません。ひどい。悔しくて涙が出るなどなど……。

 あまりのクレームの嵐に、大幅な改稿をして、現在そのシーンはお蔵入りとなっています。
 すごく、勉強させられた出来事でしたね。
 それだけこの作品を愛してくださっていたからこその反応だったのだと、あらためて身に積まされる思いでした。
 愛憎劇を書くのって、ホント難しいです。

 

 結果的に、この「奈落の章」は原稿用紙換算で450枚。おおむね予定通りですね。
 宿命の章が430枚、夢幻の章が500枚ですから、これまで書き上げた枚数は1380枚。

 

 書いたー、ホント書いたわー。

 誰も褒めてくれないので、自分で自分を褒めたいと思います(よしよし)。

 

 

 最終章である「懺悔の章」は、300~400枚くらいに収めたい。願望。
 今度は伏線の回収だけなので、あとは破綻のないようにまとめていくだけです(だけ、とか簡単に言うなよ自分)