そこそこ真剣に書いている。
懺悔の章は最終話だけあって、怒濤の展開だということを、今更ながらに気づいてしまい、底無し沼にはまっています。
はたして、自分の筆力で書ききれるんだろうか。うーん。
扱いが難しいエピソードばかりで……ストーリーの流れ自体は決まっているんですけど、どう表現していくのがベストなのか試行錯誤して、何度も書き足したり削ったりの繰り返しで、なかなか納得いく文章になりません。
本当は、さらっと書きたいんです。こんな話の内容ですけど。
余計な描写を入れず、サクサク書きたい。
でもそこをさらっとサクサクしちゃうと、ラストが薄っぺらくなってしまう気がする。
長いお話を紡いできたからこその「結末」を迎えるためには、丁寧に書いておかないと。
ジャンルが違うもので例えるのはアレなんですが、映画でいうところの「ロード・オブ・ザ・リング三部作」のような感じです。
何気ないホビット村の日常から始まり、その使命の大きさに気づかないながらも滅びの山に指輪を捨てにいく旅に出る。
その二人を支える大人の仲間がいて、最終的にはいろいろな意味での「ハッピーエンド」に至るわけです。
あのラストだって、長い旅を経てきたからこその感慨があるわけです。
幾多の試練を乗り越えてたどり着いた先にあるもの。
「天&悪」シリーズも、ここまで書いてきた以上、そうでありたいと願うのです。
もうラストは決まっていて、それに向かって走っている状態ですが、 これからがシリーズ完結に向けての正念場です。
華音ちゃんに目一杯頑張ってもらおう……
(ついでに富士川&赤城&高野、そしてもちろん彼にも)