創作のお勉強。

 今回は『恋愛』ジャンルに的を絞って、あらすじで興味が惹かれたものを7作品ほど読んでみました。

 7作品のうち、5作品は貴族物のファンタジー。残り2作品はオフィス恋愛ものです。

 

 こんな7作品あっても、出てくるキャラの設定はほぼカブっています。

 

 ヒロインは、本人に自覚があるなしに関わらず「可愛い」か「美人」の要素あり。

 しかし、何らかの問題を抱えている(家が貧乏、幼少期のトラウマ、過去の恋愛をこじらせている……etc.)

 

 相手役の男性は、まず間違いなく超絶イケメンで、社会的地位もハイクラスで、当然お金持ち。

 基本的に堅物。女子人気はかなり高い。

 はじめはヒロインにクールな対応をするも、次第にその魅力に気づき、最後には一途にヒロインを愛するようになる(おまけに嫉妬深くなりがち)

 

 私があらすじに惹かれて選んでいるわけなので、完全に私の好みが色濃く反映されているのだと思います。

 いま流行りの作品がすべてこのパターンに当てはまるわけではないのでしょうが、まあまあこんな傾向が多いのではないかと思います。

 

 そんな似通ったキャラ設定の作品の中で、1作品だけ、抜群に面白いものがありました。

 

 同じような設定でも、こんなにも面白さに差が出るんだな……と、その要因が一体どこにあるのか、詳しく分析してみたくなりました。

 

 んー、何なのかなあ……ヒロインにどれだけ感情移入してドキドキできるか、は確かにあると思いますね。

 あまりにも恋愛に対して遠慮したり後ろ向きな言動を繰り返すキャラだと、ちょい冷めてしまいます。

 あと、個人的にはライバルの女性キャラがあまりにも性悪女だと、楽しめなくなってしまいます。そのあとそのキャラを懲らしめる展開になっても、なんだか後味悪~……ってなってしまう。

 

 ヒーローについては、多少強引でも俺様でもドSでも良いんですが、基本的にはジェントル系のふるまいのキャラがベストです。

 俺ってモテるから……的なナルシストは、サブキャラならいいですけど、ヒーローがそれやると「なに言ってんだコイツ……」となっちゃいますね。

 

 とにかく『恋愛』ものは、読んで幸せな気分に浸りたいというのがすべてだと思うので、『様々なピンチに必ずヒーローが助けに来る』というのは必須ポイントですよね。

 どんなにご都合主義と言われようとも、ここを外してしまったら、続きを読みたいと思えなくなってしまう。

 最低限の『型』は、やっぱり大切ですから。

 

 なんか、すっごくベタな恋愛小説が書きたくなったよ。