天&悪 奈落の章(13)UPしました。

 天&悪【奈落の章】更新です。

 終わりが見えてきましたね。

 

 しかし、今回の更新分は長かった……二分割しようかと思ったのですが、うまいことシーンが途切れなかったので、そのまま載せちゃいました。

 

 

 以下、ネタバレありです。

 

 とにかく濃いエピソードの連続でした。

 

 富士川と真琴の先輩後輩のやり取りは、書いていて楽しかったです。

 華音が幼いころは、富士川と真琴が恋愛関係にあるのではと嫉妬していた時期もあったのですが、それは単なる杞憂だった、というお話です。

 富士川と鷹山のことを遠慮なくズバズバ切り込んでいくのは、羽賀真琴さんだけだと思います(断言)

 

 もう一つのエピソード。鷹山パパが富良野からやってくるお話。

 番外短編の「トウモロコシ畑」の主人公の青年です。現在40歳くらいでしょうかね。

 鷹山との年の差は15~16歳ですので、「親子にしては若い」ということなのです。

 芹沢家に対する憎しみと、鷹山パパとの信頼関係と。

 だからこそ、鷹山は天使にも悪魔にもなるのだと思います。

 華音も気づいているはずです。富良野の話をするときの鷹山が、悪態をつきつつも優しいものであることを。

 

 

 ちなみに、真ん中あたりの赤城と華音の恋愛談義シーンは、蛇足かなとも思ったのですが、ちょっとした伏線回収として入れました。

 【夢幻の章】冒頭に出てくるブティックの女性は、赤城オーナーと過去にそういう関係だったということをふまえて読むと、また違った見方ができるかもしれません。